創業当時から眠る「木桶」の秘密と発酵の不思議
1. 醤油が入っていなくても気が抜けない、木桶の手入れ
現代の醤油づくりではステンレスやFRP(強化プラスチック)タンクが主流ですが、当店では今も6個の木桶を大切に使い続けています。
実は木桶は空になると乾燥して縮み、隙間から漏れてしまうため、醤油が入っていない時期も外側からお水をかけて湿度を保つ地道なお入れが欠かせません。この手間ひまこそが、明治からの木桶を守り抜く職人の大切な仕事です。
2. 効率を求めた時代を経ても、木桶を手放さない理由
ステンレスやFRPタンクは管理がスムーズで効率的ですが、長年使い込んだ木桶にはその蔵固有の「蔵付き菌(酵母や乳酸菌)」が生き続けています。
同じ原料・数値で仕込んでも、木桶だからこそ生まれる香りの深みや奥深いコクがあります。効率だけにとらわれず「マルモならではの味」を守るため、私たちは6個の木桶を大切に維持しています。
3. 普段お使いのお醤油と、ぜひ「味・香り」を比べてください
職人が水をかけ、乾燥から守り抜きながら育んできた伝統の木桶醤油。近代的なタンクだけでは再現できない、まろやかで奥深い香りとコクが凝縮されています。
ぜひご家庭で普段お使いのお醤油と並べて、味や香りを比べてみてください。一口含んだ瞬間に広がる芳醇な香りと、角のない深い旨味の違いをきっと実感していただけます。







